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つらら

上旬の大雪のあと、以前に設計した建物をいくつか見て回りました。
そのうちの一軒でびっくり。すごいつららが出来ていたのです。
その建物は事情があって室温をかなり高く設定していますし
大きな天窓もあるので多少は、とも思っていたのですが
それにしてもひどい・・・。
つららといえば、断熱気密が十分でない事を示すものと考えられています。
しかし、私も施工者も「高気密高断熱、ちゃんとやってます!」
と、これまでやってきたのでした。
これはマズイ、と先日調査に行ってきました。
幸いその建物は、屋根断熱なのに平らに天井を張っている部分があって、
点検がしやすい造りでした。

結果、断熱材や気密シートはちゃんと連続していたのですが、
いくつか問題は見つかりました。
一つは断熱気密層をボードなどで押さえていないこともあって、
気密シートの微妙なヨレに引っ張られて
気密テープが浮いている個所があったこと。
もうひとつは、断熱材と通気層の間に設置したダンボール製の
通気スペーサー。
外壁から連続した通気層には、結構な気流が生じているのですが、
このスペーサーの隙間から暖気が引っ張られているのではないか?と。
ただ、このせいで盛大な暖気の漏れが生じるようには
思えないのですが・・・。
原因をきちんと捉えるにはもっと詳しい調査が必要です。


ところで、つららが出来る要因は、断熱気密の不具合だけではありません。
日中の温度変化によっては、小屋裏が外気に吹きさらしの小屋でも
つららが出来ます。(日中陽が照り、夕方急激に冷え込む時とか)
屋根の素材、勾配や方角、雪止めの設置の仕方などによっても
違いが出てきます。
たとえば瓦などは、外気や小屋裏の温度変化の影響が出にくいので
(比熱が鉄板などに比べ大きい)つららは生じにくいかと思います。

ご自宅のつららが心配な場合は、お付き合いのある工務店や建築士に
相談してみてくださいね。

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